車にかかる初期費用、できるだけ抑えたい。
でも、「いつかは憧れの車に乗ってみたい」と思っていませんか?
そんな人に人気なのが、月々定額で好きな車に乗れるカーリース。頭金なし、税金込みで気軽に始められるのが魅力です。
ただ、申し込みの前に気になるのが「審査」。
「落ちたらどうしよう」「収入に自信がないけど大丈夫?」と、不安に感じる人も多いはずです。
実際、どこを見られるのか、どんな基準で判断されるのかがわからないと、不安になるのは当然です。
カーリースの審査基準・よくある落ちる理由・落ちた場合の対応策まで、分かりやすく解説します。

審査の流れを知っておけば、不安もやわらぎ、自信を持って申し込めるようになります。
【はじめに】カーリースの審査って?なんで必要なの?
まずはカーリースの「審査」について基本を押さえておきましょう。



なんで審査があるのかを知っておくと、対策もしやすくなります。
カーリース人気の理由と、審査が必要なワケ
最近、カーリースを使う人が増えています。というのも、頭金なしで新車に乗れるうえ、毎月の支払いも定額。税金や保険料込みのプランも多いから、家計の管理がしやすいんです。
ただし、リースは基本的に数年単位の契約。リース会社としては、何百万円もする車を数年貸すわけなので、「この人、ちゃんと払い続けられるかな?」という確認が必要になります。これが審査の理由です。
審査=選別ではなく、支払い能力の確認
「審査」と聞くと構えてしまうかもしれませんが、落とすためのものではありません。リース会社にとっても、利用者にとっても、トラブルを防ぐための大事な確認作業です。
審査では、申込者の収入やこれまでのローン・クレジットの利用履歴などを見て、「この人なら、無理なく払っていけそうだな」と判断できるかをチェックします。
カーリースの審査で見られる主な項目(審査基準)
カーリースの審査では、どこがチェックされるのか気になりますよね。
ざっくり言えば「ちゃんと払っていける人かどうか」を見るわけですが、チェック項目はだいたいこんな感じ。



カーローンの審査と共通してるところも多いです。
① 申込者の基本情報(年収・勤務先・雇用形態など)
まず見られるのが、その人の“属性”と呼ばれる情報です。
目安としては年収200万円以上。でもこれが絶対というわけじゃありません。他の条件が良ければ、年収が少なめでも通る可能性はあります。逆に、年収が高くても借金が多いとNGなことも。結局は「希望してる車の月額が、無理なく払えるか」がポイントです。
勤務年数が長いほど「収入が安定していそう」と判断されやすいです。1年以上、できれば3年以上あると安心。雇用形態も大事で、正社員や公務員は評価が高め。一方で、契約社員やアルバイト、フリーランスでも、安定収入を証明できれば通るチャンスはあります。
② 信用情報(クレジットの履歴)
大事なのが、「信用情報」、いわゆるクレジットヒストリーです。これまでにローンやクレジットカードをどう使ってきたかを見られます。
何度も遅れてるとマイナス評価。数日レベルの軽い遅れでも、繰り返すと影響が出ます。
見落としがちですが、スマホの端末代を分割で払ってるのもローン扱い。支払いが滞ると、ちゃんと記録されてしまいます。
③ 他社からの借り入れ
いま他のローンやキャッシングを利用していると、それもチェック対象です。借入件数が多かったり、金額が大きかったりすると「これ以上の支払いは厳しそう」と判断されることがあります。
貸金業法では「年収の3分の1以上は貸しちゃダメ」というルール(総量規制)があります。カーリースは対象外のことが多いですが、年収に対して借金が多すぎると審査が厳しくなる可能性はあります。
④ 車の内容と月額料金
どんな車を選ぶかも、実は大事なポイント。高級車やプラン料金が高めのものを希望すると、その分、支払い能力が厳しくチェックされます。
⑤ 連帯保証人がいるかどうか
もし「一人じゃ審査が不安…」という場合、連帯保証人をつけることで通りやすくなることもあります。保証人には、安定した収入や信用情報が求められるので、親や配偶者などが多いですね。
なぜカーリースの審査に落ちるのか?よくある原因と具体例
審査に落ちる理由には、いくつかの共通パターンがあります。どれも「この人に車を貸して大丈夫?」という視点でチェックされていると思えば納得です。



ここでは、よくある理由とその背景をわかりやすくまとめました。
カーリースは長期契約なので、リース会社が一番気にするのは「ちゃんと最後まで払ってもらえるか」です。
- 自営業・フリーランスで収入が不安定
月ごとの収入がブレやすい職種だと、リース会社は慎重になります。確定申告書や収入証明を出せば、安定性を示せることも。 - 就職・転職して間もない
仕事を始めたばかりだと、継続して収入があるかどうか判断しづらいため、敬遠されがち。できれば1年以上の勤続があると安心です。
いわゆる“クレジット履歴”。これまでのお金の使い方が丸見えになる部分です。
- 支払いの遅れが多い
クレジットカード、携帯代、ローンなどで遅延が何度もあると「支払いがルーズ」と判断されます。 - 過去に債務整理をしている
自己破産や任意整理をしていると、その情報は最大10年ほど残ります。この期間中は、ほぼ審査に通らないと考えてOK。 - 短期間でたくさん申し込んでいる
あちこちで立て続けにローンやリースを申し込むと、「お金に困ってるのかも?」と見なされてマイナス評価に。
収入が高くても、それ以上に借金が多ければアウト。月々の返済負担が重いと、新たな支払いが難しいと見られます。
- カードローンや住宅ローンの残高が多い
特に、使い道自由のローンが多いと「返済管理が甘い」と思われがち。年収に対してどれだけ返済しているか(返済比率)もチェックされます。
当たり前ですが、正確な情報を出さないと信頼を失います。
- 記入ミスや書類不備
住所や勤務先が間違っていたり、提出書類に抜けがあると、審査がストップすることも。 - 虚偽申告(年収や勤続年数をごまかすなど)
信用情報や書類でバレる可能性大。バレたら審査NGどころか、最悪の場合「詐欺扱い」になることもあるので絶対にやめましょう。
車のグレードやオプションを盛りすぎて、月額料金が高額になると、「本当に払っていける?」と疑われることがあります。
身の丈に合ったプランを選ぶのが大事。どうしても欲しい車があるなら、保証人を立てる、頭金を増やすなどの工夫も一つの手です。
カーリース審査で超重要な「信用情報」とは?
カーリースの審査でかなり重要視されるのが「信用情報」。ざっくり言えば、“この人、お金ちゃんと返してる?”を判断するための履歴データです。



ここではその仕組みと、どう確認できるのかをわかりやすく説明します。
信用情報って何?
🔹 ポイント:
あなたの“お金の信用度”を数値ではなく履歴で示す情報。
📌 含まれる内容:
- クレジットカードやローンの契約履歴
- 毎月の支払い状況(遅れてないか?)
- 借入残高
- 氏名・生年月日などの本人情報
情報を管理しているのはこの3つ
信用情報機関 | 主な担当分野 |
---|---|
CIC | クレジットカード・信販会社など |
JICC | 消費者金融 |
KSC | 銀行や住宅ローン |
※ これらは一部情報を共有しており、どこかに登録されれば他にも伝わることがあります。
登録される情報と保存期間
登録情報の種類 | 保存期間の目安 |
---|---|
延滞・支払い遅れ | 約5年 |
債務整理(破産など) | 5〜10年 |
契約情報(借入など) | 契約中+終了後5年程度 |
自分の信用情報は確認できる!
🛠 方法:「開示請求」を使えば誰でも確認可能。
💻 手段: インターネット or 郵送
💰 費用: 500〜1,500円程度(機関によって異なる)
確認しておくメリット
- 登録ミスがあった場合、修正できる
- 延滞履歴など、対策のヒントになる
- 審査に向けて不安を減らせる
「ブラックリスト」って本当にあるの?
→ ないです。
「ブラックリスト」という名簿は存在しません。
ただし、信用情報に延滞・債務整理などが載っている状態を、俗に“ブラック”と呼びます。
信用情報が審査に与える影響
チェックされること | 審査への影響 |
---|---|
延滞の有無 | あるとマイナス評価に |
借入額が多すぎないか | 多いと返済能力を疑われる |
債務整理などの履歴があるか | 登録中は審査通過がかなり厳しい |
カーリース審査に落ちたら?落ち着いてできる対処法
カーリースの審査に落ちたからといって、落ち込む必要はありません。原因を見直して、次の一手を考えればOK。



ここでは、落ちたときにやるべき対処法をまとめました。
まずは冷静に。原因を整理しよう
審査が通らなかったとき、リース会社は理由を教えてくれません。でも、自分で推測はできます。
よくある原因チェック
- 収入が少ない or 安定していない
- 借金が多い(カードローン・住宅ローンなど)
- クレジットの支払い遅れやブラック履歴
- 希望した車の金額が高すぎる
- 書類ミスや記入漏れ
心当たりがあるなら、そこから改善していけばOK。
信用情報を確認してみる
審査に落ちた理由がピンとこない人ほど、ここ大事です。
信用情報って何?
過去のクレジットカード・ローンの支払い履歴や、借入状況が記録された「お金の履歴書」。
開示請求で確認できます
- CICやJICCなどの信用情報機関で申し込み可能
- スマホから5分で申請OK
- 費用は500〜1,500円くらい
※間違いがあれば訂正もできます。
対処法はこれ。できることを少しずつ
1|借入の見直し・整理
- 使っていないローン・キャッシングは解約
- 借金は少しずつでも返済を
2|収入を安定させる
- 転職後すぐの申し込みは避ける
- フリーランスなら、確定申告や帳簿で収入証明を
3|車種・プランを見直す
- 月額が高い車やグレードは一旦保留
- 軽自動車や中古車リースに変更するだけで、審査の通過率UP
「審査が甘い会社」には注意
魅力的に見えるかもしれませんが…
こういう点に気をつけて
- 月額が高くなってない?
- 保証料や初期費用がかかる仕組みになってない?
- 運営会社の評判は?口コミは?
「緩い=安心」じゃない。むしろ契約内容はしっかり読むべき。
保証人を立てるという選択肢もある
家族や親が協力してくれるなら、連帯保証人をつけるのも一つの方法。
保証人に求められる条件
- 安定した収入がある
- 信用情報に問題がない



ただし、保証人も「審査対象」になるので、お願いする前に説明と確認はきちんと。
再チャレンジは半年以上空けてから
審査履歴は信用情報に記録されます。
短期間で連続申し込みすると、かえって印象が悪くなります。
理想的な間隔は?
6ヶ月以上空けてから再申請するのがベター!
リース以外の選択肢もある
- 中古車を現金やローンで買う
- カーシェアリングやレンタカーを使う
「今すぐ車が必要だけど審査が通らない」という人は、短期的な代替手段を使って時間を稼ぐのもアリです。
まとめ:カーリース審査を正しく理解して自分に合ったカーライフを実現
カーリースの審査は、「きちんと支払えるかどうか」を判断するための手続きです。必要以上に不安がる必要はなく、基準を理解して準備すれば通過の可能性は十分にあります。
審査で重視されるのは主に2点:
- 信用情報(クレジットやローンの支払い履歴)
- 支払能力(安定した収入の有無)
延滞の記録がないか、自分の信用情報を事前に確認しておくと安心です。
もし審査に落ちた場合でも対処法はあります。 頭金を増やす、契約内容を見直すなど条件を調整することで、再申込のチャンスは十分にあります。大切なのは、焦らず冷静に対応すること。



正しい知識と準備で、安心してカーリースに臨みましょう。
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